しーまブログ 日記/一般奄美大島 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

2019年02月18日

お知らせ


しーまブログさんでの投稿はずっとお休みしておりましたが、本場奄美大島紬協同組合 青年部会は引き続き活動しております。
よろしければ以下のサイトより最新情報チェックしてください!

本場奄美大島紬NEXTプロジェクトサイト
同上 Facebookサイト



ID,パスワードが分からなくなり随分投稿できなかったこと心よりお詫び申し上げます。
今後とも青年部会よろしくお願いいたします。

  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 17:29Comments(3)

2014年01月15日

西陣から

西陣帯地青年会のみなさまが奄美産地研修のため奄美を訪れました。


残念ながら私がすべて工程案内等を行ったため、懇親会の画像しか残っておりませんでしたが
みなさましっかりと勉強しておりました(笑)

西陣帯地青年会のみなさま今後ともよろしくお願いいたします!  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 10:10Comments(0)活動報告

2013年10月12日

大産地まつり クイズラリー開催します!

あなたは全問正解できるかな?

10月12日▶13日にAiAiひろばで開催される本場奄美大島紬大産地まつりにて、「紬の薫街歩きクイズラリー」を実施します。
全問正解された方には素敵な記念品をご用意しています。
また、全問正解の記念に写真撮影を行い、クイズラリー台紙に添付してお渡しもしますので、ご家族・ご友人との思い出づくりにぜひご参加ください。
...
参加方法は、当日受付にて本場奄美大島紬についての簡単なアンケートに答えるだけでOK。
無料でご参加できますので、お気軽にどうぞ。

沢山のご参加をお待ちしています☆

※1、紬の薫街歩きマップには、区画整理に伴う臨時通路は反映させておりません。また、マップエリア内には工事中の場所が多数存在しますので、怪我などなされないようお気をつけ願います。
※2、車・バイク・自転車などに気をつけてお楽しみください。
  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 01:53Comments(0)イベント案内大島紬

2013年06月25日

博多より

青年部会長南です。

先日福岡より博多織工業組合青年部会の方々が奄美での産地研修と青年部協議会の会議を兼ねてご来島されました!


会議中で写真撮れなかったため、奄美新聞社より引用させていただきました。

組合では検査の様子などを見学、


しかし博多の方々、酒が強い。。。
私は到底ついていくことができませんでしたface04
  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 11:25Comments(0)活動報告

2013年06月06日

大島紬原図コンテスト開催

青年部会長南です。
本日 第25回「本場奄美大島紬原図コンテスト」がありました。

このコンテストでは消費者目線のデザインを募り、織元が希望の原図を選びその原図に基づいて一仕切り分の紬原料を作り織り上げ期日までに組合に納めるというもの。

146点もの原図応募があり、様々なデザインでこれが出来上がったらどんな反物になるだろうか、作り方はどうしたら良いか、など様々なことを想像しながら拝見させていただきました。
もちろん気に入った原図をゲットしましたが、来年1月には審査会の予定ですので急いで制作に取りかからねば。。。

この原図は一見ただの絵にも見えますが、図案士による原図は大島紬の製造工程を熟知した上で描かれています。
設計をする方眼紙に移しやすいものだったり、柄が反転したときにちゃんとつながるようになどと熟考された原図なのです。
通常購入には数万円かかる貴重な原図。
一般公開は7日までだそうでぜひご覧になってはいかが?  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 23:04Comments(0)

2013年03月05日

奄美まるごときょら織り館

青年部会南です。
先日の座談会後、早速「奄美まるごときょら織り館」を第一号として実行してくれた青年部会徳山さん。




祖父が祖母に贈ったという45年前の秋名バラ柄の大島紬です。
みなさま是非見に行かれて下さい。
「紬のとくやま」 ア-ケ-ドのじんのうち近くです。
地図

「奄美まるごときょら織り館」とは・・・奄美全体を一つの館ととらえ、商店街はじめいろいろなお店に大島紬を展示してもらおうという企画。観光客の方にもいろんなお店に足を運んでいただきたいです。
青年部会を主体に実行委員会を立ち上げこれから本格的に活動していきます!
ご協力いただけるお店の方、お家に眠ってる大島紬があれば是非是非ご協力してください!!!

ちなみにうちのお店 夢おりの郷にもあります。

これは妻が成人式で着た大島紬。


奄美中に広めるぞ-!  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 15:06Comments(1)活動報告

2013年02月28日

奄美中に大島紬を!

青年部会長 南です。

先日和装イベント「和ナイト」で和談義をして下さいました中塚一雄氏(純庵先生)を迎え、
座談会を行いました。



若手を中心に「大島紬と奄美のこれから」と題し、様々な意見交換を致しました。
3時間みてたのですが、自己紹介だけで半分くらい時間が過ぎてしまい、
まだまだ時間が足りませんでした

結論としまして、価格の不透明な大島紬を産地希望小売価格を設定、死守していくことで、
産地や消費者、流通が納得できる形をつくること。
ターゲットを絞り、インターネットを活用した上でお客様にしっかり情報開示をし、
販売の方法も増やして行くこと。
奄美の島興しもためにも、まずは商店街からお店ごとにそれぞれ思い入れのある大島紬を展示してくださるよう働きかけて行くこと。

異業種、他団体との交流も深まり、ますます頑張らねばなりません。
今後ともご支援ご協力のほどよろしくお願いしますm(_ _)m  » 続きを読む

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 00:08Comments(0)活動報告

2013年01月26日

紬の集いにいってきました!

皆さん、おはようございます。トクヤマです。

昨日は本場奄美大島紬の産地祭りの締めのイベント「紬の集い」に行ってきましたicon41
始めに紬従事者の各部門の授賞式が行われました。


そしてその後の懇談会での余興でファッションショーがあり、青年部のイケメントリオ(南、前田、谷崎)も出演して会場をわかしましたよ~


肝心の南会長の写真を撮ってなかったのが残念でしたが、最後に出演者全員での集合写真はなんとか取れましたicon44


また来年の産地祭りもよろしくお願いしますm(_ _)m  


Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 11:36Comments(0)活動報告

2013年01月09日

全国染織産地青年部 合同イベント

いよいよ来週から博多の合同イベントが開催されます。
私会長を含め奄美から3名が大島紬代表として参加させていただきます。

お近くにお住いの方、福岡に行く予定の方、ぜひぜひ足をお運びくださいませ。

  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 23:02Comments(0)イベント案内

2013年01月01日

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
本年も本場奄美大島紬協同組合 青年部会をよろしくお願い申し上げます。

さっそく元日の新聞にも掲載していただき、みなさまからの応援のお声を頂戴し誠にありがとうございます。


本年もますます頑張りますので今後ともよろしくお願いします。

  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 20:10Comments(0)

2012年11月10日

全日本染織産地青年部協議会 博多会議

南です。
来年行われる博多でのイベントの最終会議が博多で行われました。
福岡に着いてすぐ会場入りだったので着物での移動でした。


色々話し合い予定時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、あとは着実に準備を進めるだけです。
その後は中州にて懇親会face01

翌日博多織の求評会が行われている会場へ。。。


博多織り発祥の地といわれる立派なお寺で雰囲気も良くとても勉強になりました。
  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 16:47Comments(1)活動報告

2012年08月30日

来年行うイベントについての話し合い

face01南です。
みなさま台風の被害はなかったでしょうか?

うちは会社の外装や中庭の高倉、マンゴ-畑のハウスが結構やられてましたface07

さて、博多織と大島紬産地で発足した青年部協議会がさらにパワ-アップしてまたイベントを行うことが決定しました。

鹿児島の組合で博多織、大島紬(鹿児島&奄美)、東京の江戸小紋の青年部会が集まり来年のイベントについて話し合いをしました。


昨年は新幹線の「さくら」をテ-マにしましたが、来年のイベントのテ-マは「新(あらた)」に決定。
これから内容をさらに煮詰めていきます。

来年の1月、福岡のアクロス福岡内にて行う予定です。詳しいことは少しづつ公開いたしますのでお待ちくださいませface02  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 22:35Comments(0)活動報告

2012年08月21日

ロンドン五輪をテーマに

南です。
「ロンドン五輪」をテーマにした大島紬が織りあがりました。(いまさら?笑)

イギリスの国旗をモチーフに少しだけ取り入れました。
反物で見るより着物の形にした方が良かったです!
興味のある方は夢おりの郷までお急ぎください!!

  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 20:11Comments(0)大島紬

2012年08月20日

大島紬の「はた織り」

南です。

今日はいよいよ「はた織り」について
まずは用意したタテの無地糸と絣糸を決められたとおりに配列し、綜絖(そうこう)とヲサに糸を通していきます。
綜絖は奄美ではフヤともいい、はたおり機の足を踏んだ時に糸が上下に動くよう1本1本後ろ前後ろ前というふうに糸を通していきます。

次はヲサ通し。後ろ前を一組とした2本の糸を一つづつ通していきます。
通常1300本近い糸を通していきますのでおる前の準備だけでも2日近くかかります。

綜絖とオサ通しが終わった段階。(写真は白大島)


ヨコ糸も無地糸と絣糸を織っていきますが、タテの絣糸に合わせながら織っていくのでなかなか進みません。
5cmほど織ると一度タテ絣をゆるめ、調整する作業があります。

タテの絣糸が上下にずれたものを1本1本針ですくって上に引っ張ったり下に下ろしたりタテヨコの絣がぴったり合うように調整していきます。
至難の業ですface08


その繰り返しで一反あたり約1月かけて織りあげます。
タテ糸が切れたまま織ったり、織る強さが変わってヨコの段がついたりすることが無いよう、細心の注意を払って織り続けます。
私も織ったことはありますが、女性ならではの根気がないと続かないと思います。。。  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 20:03Comments(0)大島紬

2012年08月19日

組子展3見てきました

商店街夏祭りの合間を利用して組子展3見てきました。
森田さん、素晴らしいものを作り続けていますね。なんだか心に響いてくるものがあります。


無料で見られるなんて幸せなことですface01
まだご覧になっていない方は是非見に行ってください。  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 20:00Comments(0)

2012年08月19日

和ナイト御礼

南です。
昨日は商店街夏祭り&第8回和ナイトということで、設営から撤去まで商店街の方々、お疲れ様でございました。

紬んちゅの会のメンバ-の私はというと初めての和ナイト総合司会ということで、かなり緊張しましたが私自身楽しんだイベントとなりました。
ピンクトリッパ-ズという女性4人の浴衣deLIVEにはじまり、恒例のヘアメイク&帯結びショ-face01

途中、音響の不備でマイクが使えないというアクシデントに見舞われましたが何とか乗り切り、
お楽しみ抽選会、最後はあらしゃげ会による八月踊り&六調で締めくくりました。


私も見よう見まねで八月踊りに参加。だんだんテンポが速くなり手と足がもつれそうにicon11

最後までお付き合いくださったみなさま、抽選会景品をご協賛いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 12:27Comments(0)活動報告

2012年08月14日

大島紬の「加工」

南です。

今日は大島紬の「加工」について
一言で加工といってもさまざまな工程があります。
締めばた前の糸くりや整経などもありますがここでは泥染め後(色入り泥大島の場合)について説明します。

まず泥染めが終わったムシロ(柄になる糸)は油じゃといって加工しやすいよう、特殊な液に漬けて糸をスベスベで柔らかい状態にします。
色を入れるところに印をつけ、その部分の綿糸をとります。
【目やぶり】(部分解き)

水洗いをして乾燥させたのち、綿糸を取ったところに色を入れていきます。
昔は皿に染料を入れヘラをつけて糸にすりこんでいたそうですが、現在は油さしに注射針をつけたポンプを作り、ペーパーナイフ等で刷り込み染色をしていきます。

現在はなかなか注射針が手に入らないので大事に大事に使ってます(笑)

色が入れ終わると蒸気を当て染料を定着させて水洗い。
乾燥した後残った綿糸をすべてほどき絹糸だけの状態にしていきます。
【ばらさき】(全解き)

かなり泥ほこりがでるのでばらさきした日は鼻の穴が真っ黒にicon103

あげわくという作業で枠に繰って水洗い。
まだ続きます。

のり張り作業で固めた分の糸(ここでは16本の糸)を1本づつ分けて順番に並べて薄のりをつける作業です。
【仕上げ】(疋分け)


1疋(2反)分ずつ分けた糸を板に巻いていきます。
【板巻】


ここまでは縦の絣糸の準備ができた状態です。
別に縦の無地糸の準備・ヨコ糸の絣糸と無地糸も準備します。(長くなるのでここでは説明いたしませんicon10

織り工さん、お待ちかねです。
次回いよいよ「はたおり」お楽しみにface01  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 23:12Comments(0)大島紬

2012年08月10日

締め機(しめばた)

こんにちは!投稿しようとしたら寸前で書き溜めたものがすべて消えてしまいやる気がなくなった前田で す。
吉田選手圧勝でしたね!
今回説明するのは締めばたという、大島紬の絣を作る重要な工程です。
明治40年頃に永江伊栄温という方と昇庸実という方などで考案・開発されたものです。
 通常、他の絣織物産地では手括り(糸を張った状態で絣を作りたい部分に紐で括る技法)や板締め(絣を作りたい部分を彫った板で挟んで染色する技法)などですが大島紬はさらに細かい絣表現をするために高機による絣括りを実現させました。(締め機が考案される前は大島紬も手括り)
大島紬を作る時はまずはじめに

↑このような原図といわれるものを準備して

↑柄をすべて細かい方眼紙に点で表現していきます。
この点の部分が絣になっていく部分になっています。
原理ははたおり機に綿糸の経糸を掛け横糸に先日説明されていたのりばり糸(絹糸)で織っていくものです。

↑(絣むしろ)絣にしたい部分だけを綿糸で織っていくことにより染色後織られた部分が防染され、織られてない部分が染まります。

泥染め後の絣莚

綿糸を取ると絣糸の完成
文章で見ると簡単そうですが、実際はとても複雑で大変な作業です。  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 17:33Comments(0)大島紬

2012年08月10日

大島紬の「泥染め」

南です。
今朝早起きしてなでしこJAPAN応援しましたが惜しくも銀メダルでしたね。

渡英してた常田氏も本日日本に戻りましたのでいろいろと話をきいて順次報告したいと思います。

さて今日は大島紬の「泥染め」について。

現在泥染めだけではなく様々な染色方法で作られていますが、やはり大島紬の代表する染めは「泥染め」。

奄美での染めの歴史は古く、昔の文献に「茶褐色の絹織物が献上された」という文が残っていたそうで、おおよそ1300年くらい前からあるといわれています。
はっきりとした起源は分かりませんが、テーチ染めをした着物を役人の目に届かないよう泥田に隠したところ次の日に黒くなってたといういわれもあります。


テーチ木染めをして茶褐色に染まった糸を泥田の中で染めていくとテーチ木に含まれていたタンニン酸と泥の中の鉄分が化学反応を起こし、黒褐色に染まっていきます。


理論的には鉄分を含む溶液で染めても染まるはずですが、日本全国どこの泥田でも染まるわけではありません。
もちろん鉄分を多く含み、粒子が細かい奄美の奄美の泥じゃないと染めることができないのです。
粒子が粗いと糸を痛め毛羽立ちや糸切れの原因となってしまいます。

このあと川へ行き、余分な泥を落として乾燥の後、またテーチ木染めと泥染めとを繰り返していきます。

余談ですが、泥田の鉄分が少なくなるとソテツの葉を細かく刻んで沈めておくとまた鉄分が回復するようです。
ソテツ・・・漢字で書くと「蘇鉄」なるほど。。。

大島紬の「加工」へ続く。
  

Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 16:38Comments(0)大島紬

2012年08月09日

大島紬の「テ-チ木染め」

南です。

締め機の工程は副会長がアップするとのことですので、一つ飛ばしてテ-チ木染めの工程を紹介したいと思います。

よくきく「泥染め」といっても
ただ白い糸や生地を泥田の中にいれても色はつきませんよね?

そうです!
泥染めの前にこのテ-チ木染めがないと泥染めの意味がないのです。
まず使用するテ-チ木について。


バラ科の植物で、和名は「車輪梅(シャリンバイ)」
枝の分岐する様子が車輪のスポークのようで花が梅に似ることからいわれるそうです。


このように白い花を咲かせます。

この木の幹をチップ状にしたものを大きい窯で煮出していきます。



この煮出した汁の中でもみこむように染めてきます。

煮汁を取り替えたり、石灰水につけたりをくり返し、おおよそ20回から30回ほど染めます。

テ-チ木の中にはタンニン酸が含まれており(とても重要!)、その成分が定着しやすいようアルカリ性である石灰水を使って中和させるんですね。


染め終わるとこのように茶褐色になります。
乾燥させたのち、泥染めを行い、またテ-チ木染めをして泥染めをして・・・をくり返してあの黒色に近づいていくわけです。

昔はテ-チ木だけではなく、様々な草木(マングロ-ブのヒルギなど)でも染めをしていたそうですが、テ-チ木がタンニン酸の含有量が多いことから現在はほとんどテ-チ木を使用しています。

大島紬の「泥染め」に続く。。。

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Posted by TSUMUGI-SEINENBU  at 13:32Comments(0)大島紬