2012年08月10日
締め機(しめばた)
こんにちは!投稿しようとしたら寸前で書き溜めたものがすべて消えてしまいやる気がなくなった前田で す。
吉田選手圧勝でしたね!
今回説明するのは締めばたという、大島紬の絣を作る重要な工程です。
明治40年頃に永江伊栄温という方と昇庸実という方などで考案・開発されたものです。
通常、他の絣織物産地では手括り(糸を張った状態で絣を作りたい部分に紐で括る技法)や板締め(絣を作りたい部分を彫った板で挟んで染色する技法)などですが大島紬はさらに細かい絣表現をするために高機による絣括りを実現させました。(締め機が考案される前は大島紬も手括り)
大島紬を作る時はまずはじめに

↑このような原図といわれるものを準備して

↑柄をすべて細かい方眼紙に点で表現していきます。
この点の部分が絣になっていく部分になっています。
原理ははたおり機に綿糸の経糸を掛け横糸に先日説明されていたのりばり糸(絹糸)で織っていくものです。

↑(絣むしろ)絣にしたい部分だけを綿糸で織っていくことにより染色後織られた部分が防染され、織られてない部分が染まります。

泥染め後の絣莚

綿糸を取ると絣糸の完成
文章で見ると簡単そうですが、実際はとても複雑で大変な作業です。
吉田選手圧勝でしたね!
今回説明するのは締めばたという、大島紬の絣を作る重要な工程です。
明治40年頃に永江伊栄温という方と昇庸実という方などで考案・開発されたものです。
通常、他の絣織物産地では手括り(糸を張った状態で絣を作りたい部分に紐で括る技法)や板締め(絣を作りたい部分を彫った板で挟んで染色する技法)などですが大島紬はさらに細かい絣表現をするために高機による絣括りを実現させました。(締め機が考案される前は大島紬も手括り)
大島紬を作る時はまずはじめに

↑このような原図といわれるものを準備して

↑柄をすべて細かい方眼紙に点で表現していきます。
この点の部分が絣になっていく部分になっています。
原理ははたおり機に綿糸の経糸を掛け横糸に先日説明されていたのりばり糸(絹糸)で織っていくものです。

↑(絣むしろ)絣にしたい部分だけを綿糸で織っていくことにより染色後織られた部分が防染され、織られてない部分が染まります。

泥染め後の絣莚

綿糸を取ると絣糸の完成
文章で見ると簡単そうですが、実際はとても複雑で大変な作業です。